SoundCloudをはじめてみたのです。
- suzu tsukihara
- 2018年3月9日
- 読了時間: 7分
タイトルはウソです。SoundCloud(以下サンクラ)だけじゃなくてpixivも始めました。ずばーん。
ええと。 今回の記事は「勘違いしてビビって近づいてなかったサイトに登録したよ」のひとことで済むには済むおはなしです。 ちょっとでも事情を知る人なら何を言ってんだお前はという案件だし、事情を知らずに読んでも何を言ってんだお前はという結論になりそうな気がする。けどまあ、書いておくことにします。
先日、「ネット上に作品を残したいか否か」という話を小耳に挟みました。
残したい人は自分の足跡をそのままストックしていきたいけど、そうじゃない人は一定期間で作品を削除したい、と。感覚の違いは出てくるだろうなあと思う案件です。
作品といえなくても、ツイートやブログをぜんぜん消さない人、定期的にばっさり消す人という違いも出てきますね。
望月はこの件に関して、残したいサイドの人間です。
ツイートも制作物もめったに下げることはありません。そりゃあ誤字とかでパッと消すことはあるけど、ごくピンポイントな話です。
というよりね、見る側に回ったときに「残しておいてほしい」と思うことが多いんです。知らない人と繋がったとき、ふと興味を持った作品の作者に飛んだとき、過去作品だって見たいと思うコトけっこうあります。
(もちろん、残したくないサイドの方の考えは尊重します。あくまで、いち受容者としてのきもちの話。過去作品削除するひとを責めたいわけじゃあないですよ)
まあ、そんなわけで残したいなという考えを持ってるわけです。
ただね、ここで問題があります。
わたし、作ってるものがなにかと広く浅い。
ゲームはまあ3作なのでいいとしましょう。
でも、音楽と動画、それにドット絵についてはドバーッとツイッターでアップしてそれっきりのものが多い。 消してないとはいえ限りなく検索性が低いので、望月すすきを初めて知った人が過去作品を辿ろうと考えてくれるようなことがあってもヒジョーにめんどくさい状況になっています。気づかないかもしれない。
これ、問題はあるよなあとずっと思っていたし、いつかホームページにまとめてアップしたりしたいなあ……でも大工事になるからヘタに手を出せないなー……と思ってたらずるずるずる、とここまで来ちゃったわけです。
「そんなむずかしいことしなくても投稿サービスのアカウント取ってそこでアップすればいいんじゃないの?」
と思った方、グレイト。正解です。
ジッサイわたしも途中で気づいて、いままでROM専だったニコニコ動画のアカウントを使ってゲームBGMのアレンジ動画をアップするようになりました。
1ツイート扱いで出した動画は、すぐに日々のツイートにどばっと埋もれてしまいます。 偶然タイムラインの中で見つけてもらうか、リツイートされた先でタイミングよくみつけてもらわない限り触れてもらうことはできません。
※余談ですがツイッター公式で閲覧するとタイムラインが激流すぎませんか? わたしTweetDeck使ってリスト見てるからまだ追えてるけど、公式だったらホントに作品とは一期一会だなと思うんですよ。
でもニコニコのアカウントで動画をアップすれば、わたしのページにアクセスすれば全部の動画をリストで見れるし、タグの登録などで「まったく知らない所から動画にアクセスされる」という可能性も大きく上がります。
書いてて何を当たり前のこと書いてんだという気になってきたけど続けます。
で、動画はまとめ場所を手に入れた。 じゃあ音楽と絵は、というところでわたしは止まったのでした。
……言うまでもなくpixiv、名前は知ってたんですよ。 ただ、なにぶんガチの絵描きの集まる場という意識が強かったのであんまり近づいたことがありません。
サンクラはサンクラで、最初に知ったのがプロの作曲家のデモだったというのがまずかった。プロ御用達かよ。そんなとこに触れる勇気はありません。 全体が英語のサイトであることもあり、すっかり尻込みしちゃったのでした。
そして今に至る。
音楽の公開については、初めは「TwitSound」というサービスを使ってました。でもこれ数か月で消えちゃうんですよ。
そこから頭をひねり、ツイッターは動画があげられると知ってムービーメーカーの使い方を覚えることになります。といっても一枚の画像とmp3入れるだけなんですが、当初は手順や挙動がうまくいかなくてスッタモンダしたものです。
しかもツイッター、以前は動画が30秒までしか上げられませんでした。短すぎるわ。
いまKANOTOSOFTで素材サイトの中心となっている、チェレスタBGMシリーズをつくったのはこのときです。
鍵盤楽器チェレスタの3音編成のシリーズですが、むしろ特徴はその短さ。 レトロゲーの文脈で作っているので、大サビは無し、イントロは簡潔に、その方針で作ったため1ループが30秒に収まるものがほとんどです。
後から考えてみると、この短さが作りやすさにつながった面はあると思います。 30秒単位で手軽に作れたからこそ、RPGの基本BGMをまとめた20曲のセットを発表でき、それがちょこちょこ評判が良かったのでその後ずっと作曲をできるようになった、というのは否めません。
その後ドロップボックスにmp3を上げると再生機能がついてることなども知って併用を考えていたけれど、ツイッター上では直接聞けないのでいまいち使いにくい。
ということで、まあ動画形式で上げるのがいちばん気楽に聴きやすいかなぁと。
遠回りをして動画形式でアップしてたわたしですが、つい先日衝撃を受けました。
ツイッターで、好きなゲーム作者さんが自作ゲームのBGMをサンクラに上げてたんです。わあいい感じの曲だ――――と思っててはたと気づく。
この人べつにプロじゃないぞ。
まさかサンクラ、全然プロ御用達でもなんでもないのでは。と慌てて調べればやっぱり全然そんな気負うようなとこじゃあなかった。「気軽にアップできる場ですよ」と仰ってくれた方もいて、自分のまぬけさに頭を抱えたのでした。
というわけで過去曲をぽんぽん上げながら、SoundCloudに慣れつつあるこの頃です。
やっぱりいいですね。一曲当たりの時間制限が無いし、音質も落ちないし、ツイッター上でもそのまま聞けるし。 専門サービスなんだから当然なんだけど、使い勝手が段違いです。いままで何をしてたんだわたしは。
この衝撃に乗って、敬遠してたpixivも触れてみることに。
入ってみればなあんだ、べつに絵描きといってもいろいろな方がいるし、なんならドット絵上げてる方だって結構いるんだしそんなにベラボーに気負うことはなさそうな感じでした。
とりあえずまだ始動したて、ということで両方とも過去作をちまちま上げながら、ツイッターで知っている作者さんをフォローしていこうかなと考えてるところです。このページの右側のリンクにもサンクラとpixivを増やしたので、またよかったらどうぞー。
ということがあったんですよ、というだけなので別に結論もオチもありません。
あえて教訓を見出せば、我ながら見切りが早すぎるのは問題があるよな、とはちょっと思います。 もうちょっとちゃんと調べれば、サンクラにせよpixivにせよもっと早く始めていたはず。一見してむりー、と諦めてしまうのはよくないぞわたし。
でも一方、この記事書いてて気づいたこと。
回り道をしたことで掴んだ物も多そうです。
あのとき最初からサンクラを使っていたら、たぶんわたし今でもムービーメーカー使えなかったと思います。「使う機会が無く、使おうとしなかった」というのが正確でしょう。 また、時間制限が無かったら最初から2分代の曲を作ってて、おそらくまとまった曲数が出せる前にチカラ尽きていた可能性も大いにあります。
完全に結果論ではあるんですが、サンクラにたどりつくまでにぐるぐる回り道したのは悪くなかったのかもと思うんです。
今のわたしは色々な偶然が積み重なってできているのかもしれません。なんてね。
今夜のおはなしはここまで。