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ワイヤレスイヤホンを導入しました。


 ワイヤレスイヤホンを導入したのです。

 で、その経緯とか揃えたものとか、ジッサイ使ってみてどういうものだったかをかんたんに書いておこうかなと。

 結論から言うと「すごく便利だけど音飛びや劣化するソフトもある。でも環境ってよりはソフト次第で、スタンダードなソフトなら全く平気そうだよ」という印象です。

 迷ってる方いるなら、試してみることを勧めたいところ。

 

 わたしのパソコン(デスクトップ型です)にはスピーカーがついてなくて、イヤホンが無いと音声出力ができません。

 とはいえイヤホン以外で音を聞くことはナイのでそんなに不具合は感じないものの、うっかりイヤホンを差し忘れて音楽プレイヤーや動画プレイヤーを開こうとすると「音声出力に異常があるけど大丈夫か!?」とエラーがバンバン出る愉快な仕様です。エラー出るとそのたびに動作が固まるのでちょっとめんどくさい。

 ただ、ちょっとやむをえない事情でパソコンの置き場が変わりました。今までハコは机の上に乗ってたんですが、机の下に本体のハコを置くことになったんです。

これはこまった。

 いままで使ってたイヤホン(コード丈1.2m)、届かないこともないんですがギリギリすぎる距離です。背中がまるくまるくなる。ちょっとでも背筋を伸ばすとイヤホンがパチーンととんでいく。エラーがポンポン出る。すこぶるめんどくさい。

 というわけで、小耳に挟んだことのあるワイヤレスイヤホンを導入してみようということになったのでした。

 べつにコードが1.2mより長いイヤホン買えば事足りるには事足りるんですが、まあどうせ新しいもの買うんだったら、せっかくなので。

 

 わたし、最初はほとんど「ぶるーとぅーすとはなんぞや」ぐらいの状態でした。

 ワイヤレスイヤホンって「イヤホンジャックに電波を発信するユニットを差して、そこから電波をイヤホンに飛ばすんだろうな」と思ってたんです。ところが店頭に売ってるイヤホンはどうもそんな形状じゃない。おかしい。

 ……と思ってたけれど、ちょうどうちのカーステレオにぶるーとぅーすが使われていると知り、スマホを同期させてみておぼろげに正体を掴む。

 なるほど、イヤホンジャック使わないんだ。発信側は自分で電波出すわけです。

 ってわかったところで、スマホはさておきパソコンは発信能力あるのだろーか、と調べたところナイみたいで。別途USBアダプタが必要みたいです。ふむふむ。

 ……なんかこのフォルム、見覚えがある。

 うわー、なっつかしい。

 ご存知ない方多そうだけど、PSPにはインターネットを通してパーティプレイをする機能がありませんでした。それを可能にしたシクミがXlink Kaiです。通信のほか、マッチングした相手とはパソコン上でチャットしながらプレイすることができました。

 これ、ちょっとびっくりするほど導入がめんどくさく、専用の機器も必要になるなどハードルが高かったんですが、それでも当時モンハンにはまってたわたしはがんばって導入したのでした。

 当時はチャットしながら夜な夜な狩りにでかけてたものです。

 ときどき英語圏の人と当たってカタコトで会話したり、なかなか面白い体験だったような。最近ではネットプレイもハードルがすっかり下がりましたが、そんな時代もありました。

 閑話休題。

 買うモノわかった以上は簡単だとでっかい電器屋に出かけ、オーディオ機器コーナーにゆく。ワイヤレスイヤホンはすぐに見つかったけれど、そこでぴたりと止まってしまいました。

 Bluetoothのアダプタがナイ。

 そんなバカなと売り場をぐるぐるするも全然見つからず、さてはあんまり一般的な商品じゃないのかと不安になる。そういえばKaiのアダプタもamazonで買ったのでした。そっかそういう特殊な枠かー。

 ――――とヤッチャッタきもちになっていたのですが、ふとパソコン機器のコーナーに行ってみると普通に置いてありました。

 えーと、知ってる方には常識だったかもしれないんですが、Bluetoothって音楽関係のものだけじゃない無線システムなんですね。キーボードとかマウスとかも置いてあった。なるほどオーディオコーナーにないわけです。

 ってわけでアダプタとイヤホン、無事購入。

 

 と、ここからが本題。

 事前に調べていたところ、音が悪かったり音飛びがしたりする可能性があるという指摘が何度かありました。

 USBアダプタを差すのは当然ハコなので机の下です。

(Bluetoothは障害物を減らすことが推奨されています。机の天板もだめなことがあるようです)

 わたしのネット環境はWi-Fiの無線ルータです。

(Bluetoothは電波なのでWi-Fiとかを近くで使わない方がよいとされています)

 ぜんぜんだめじゃん。

 まあ、最悪USBハブを買い足したりWi-Fiはその都度切るしかないかなーと覚悟して試してみたのでした。

 ところが。結果的にはまるっきり平気でした。

 音もそんなに悪くないし、飛びもしない。天板どころか部屋を出ようが階を変えようが届く。なあんだ脅かしてー、とほくほくすることになったのでした。

 安心して改めて見ると、なるほど確かに勧める方が多いわけだ、と利点に気づきます。

 コードが無いだけでこんなに便利なのか。掃除だろうが洗濯だろうがそのままできちゃうし、これは良い物だなーと。

 今回はアダプタもイヤホンも、そこで売ってる一番安いものを使ってこれです。先程書いた、障害物とか電波とかを気にして購入迷ってる方がいたら試してみるのも良いかもしれません。……べつに回し者ではないですよ。

 

 とはいえ、困ったこともありました。

 めでたく十分な機能を発揮したワイヤレスイヤホンなんですが、しばらくいろいろ使っていると、くぐもったり音が飛んだり劣化したりということが起こったのです。

 ……えーと、たぶん障害物とか電波の問題ではなさそう。音声を出力するソフトの違いという可能性が高そう。問題起きないソフトはどれだけ使っても起きないけど、音飛びするソフトは1分も使わないうちに音飛びします。

 Windows Media player、Lilith(音楽プレイヤー)、GOM player(動画プレイヤー)あたりはまるっきり問題がありません。ブラウザで動画サイトを見るのも完璧。

 ところが、Domino(Midi編集ソフト)は音がなんだかくぐもった感じになってしまい、Hayaemon(音楽プレイヤー)はしょっちゅう音飛びが起きてしまいます。

 Hayaemonはキーや速度をいじりながら再生できる便利なソフト。楽器演奏や耳コピのお供に愛用してるんですが、どうも(少なくともわたしが買った)ワイヤレスイヤホンとの相性は悪そうです。Dominoも使えないことはないんですが、ふつうのイヤホンで聞くのとはあまりにも音が違って不思議な感じに。

 まあ、スタンダードなソフトはほぼ問題はありません。

 音声編集を噛ませるようなソフトの挙動があやしいんでしょうか。っていってもAudacityは平気だったのであまり関係無い、のかも。なんともわからない。

 ともかく、「あるソフトで音声が上手く再生されるならばどのソフトでも大丈夫なはずでは」と思っていたので、この結果はちょっと意外でした。イヤホンジャックを通しているときには、こういうソフトごとの違いを感じたことはありません。(よね?)

 Bluetoothというシクミを通すとソフトごとの差が出てくることに驚いたよ、というのが本稿のほとんど全てでした。

 

 ……んー。新年一発目なのになんだかとっちらかったぞ、と思わないでもありません。

 シカシ昨年は年末にかけてパソコンが使えなかった結果「一年を締めくくる記事」といえるものを書けなかったし、まあそんな感じでいいかなーと。

 あんまり気負わずゆるゆるやっていくのが長続きのコツです。たぶん。

 そんなこんな、今夜のお話はここまででした。


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書いた人

望月すすき。​

音楽とドット絵、たまにゲーム。

色々つくってる趣味人です。

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