ほどけの日から数十年が経ち、復興が進む旧ウィリザレム大陸。
辺境で兄と二人暮らしていた少女は、ある日旅立ちを決意します。
広大な大地で出会うのは、たくさんのひととたくさんの人形たち。
災いは、もう記憶の彼方に溶けようとしています。
少女の旅路に待ち受けるものは、はたして――――。